注文住宅を建てる際に知っておくべき屋根の機能と種類について詳しく説明します!

注文住宅を検討中の方で、屋根の形に悩まれている方は多いと思います。
今回の記事では、屋根の機能についてと、日本でよく使用される屋根の種類についてご紹介します。

□屋根の機能について

屋根には役割がいくつかあります。
どんな形の屋根にも同じように言えることは「住まいの安全性を高めること」です。
その中でも代表的な役割は下記の3つです。

1つ目は、雨や風をしのぐための防水性です。
2つ目は、日差しを遮るための断熱性です。
3つ目は、室内の熱を溜め込まないための通気性です。
細かく言えばもっと多くの役割がありますが、大きく分けるとこの3つが挙げられるでしょう。

□日本でよく使用される屋根の種類について

切妻屋根は、一般的な屋根です。
構造がとてもシンプルなのが特徴です。
そのため、雨漏りが少なくメンテナンスも安くできます。
ただし、軒がない上に、日光や雨水があたりやすいので、外壁が劣化しやすいところがデメリットです。

寄棟屋根は、屋根の1番上から4方向に屋根面が分かれており、全てに軒があります。
つまり、雨風や日差しから外壁を守りやすく、外壁の劣化の抑制ができ、家を長持ちさせられるのがメリットです。

その一方、切妻屋根と比べると、継ぎ目が増えてしまいます。
そのため、建設費用が切妻屋根より高くなってしまいます。
継ぎ目の部分から雨漏りが発生してしまうことも多いようです。
太陽光パネルの設置を考慮する場合には、面積の小さい4面のうち、2面が三角形のため、設置できる太陽光パネルの数が制限されてしまうでしょう。

片流れ屋根は、片方にのみ傾斜面がある形式の屋根です。
シンプルな形なので、新築時の工事費用は抑えられるでしょう。

また、継ぎ目が少なく、雨漏りがしにくいため、メンテナンスも簡単です。
ただし、屋根が一面なので、雨が集中してしまう事がデメリットです。
雨水が雨樋に流れ、溢れるリスクがあるので、定期的なチェックが必要でしょう。

方形屋根の形状は寄棟屋根に近いです。
傾斜面が屋根の頂点に集まっているので、建物はほぼ正方形で、屋根の形状だけを見ると、エジプトのピラミッドのような形です。

すべての方向に軒があるので、雨や風、日差しから外壁を守ることが可能です。
しかし、継ぎ目の部分で雨漏りが発生することも多いでしょう。
継ぎ目が多い分、切妻屋根よりも建設費用が高くなってしまいます。

太陽光パネルを設置しようと考えている場合には、パネルの数が制限される可能性があるので、十分に検討することをおすすめします。

□まとめ

今回の記事では、屋根の機能についてと、日本でよく使用される屋根の種類についてご紹介しました。
雲南市周辺で注文住宅をお考えの方は、ぜひお役立てください。

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